ハーブ・スパイスって、うちの家庭菜園でちょこちょこ栽培しているのもあってどんな料理、どんな食材に合うのか、食べる以外にはどんな事につかえるのか、以前からとても興味があって。
和のスパイスの山椒もとても気になる存在でした。
去年の話しに遡るのですが。偶然が何個か重なってピンときたこともあって、去年の秋から1年間のプログラムのあるスクールに入っております。
そこで2016年の年末までは、自分たちで食材を決めて農家さんへ取材、一緒に送る冊子を皆でつくって(取材して記事を書いていく)、食材と一緒に注文のあったお客様に送り届けるという、そんな内容のクラスのカリキュラムで。
その中でクラスのメンバーに養父市の方がいらっしゃったこともあって、養父市特産の「朝倉山椒」の農家さんと、↓の商品、朝倉山椒の入った『
山椒ジェノベーゼ』とかの商品の企画販売をされている『やぶパートナーズ』さんへの取材のアポがとれ、みなさんで行くことが出来たのです。これが2016年11月のことでした。
結果的には、スケジュールがちょっときつくて食材と冊子をセットにして販売するところまではいかなかったのですが。
当初『山椒ジェノベーゼ』を1つ候補にしていて、この商品、パスタ以外の美味しい食べ方をお客様に提案できないかと思っていたところ。
クラスのメンバーYさんのお友達の方で篠山市で茶房を営んでいる方がスクールのある篠山口駅前の
農村イノベーションラボに来られて、試食用の猪鍋と山椒ジェノベーゼを野菜と果物に合わせたお料理をつくってくださってました。
その時は夜だったので、茶房のあるお店でお昼間に行って明るい時に写真を撮らせていただけないかなぁと思ってYさんを通してお願いしたところ、快く引き受けてくださったことがキッカケで。
更に黒豆の煮豆以外の美味しい食べ方ってないですかねーって話から、何個か提案してくださった中の比較的簡単に出来そうな黒豆ポタージュの料理までつくっていただける事になりました。
農家さんへの取材も初めてでしたが、数人で行ってるのとお仕事で取材慣れされてる方もいらっしゃったので、あまり心配なかったのですが。
今度のメインは私で、料理の取材も初めて、でも不安を感じる暇もなく、うつわ使いや盛り付けのコツとか、彩りに工夫されている点とか、そのあたりを特にお聞きしたくて、ホントにギリギリで質問内容を小谷さんに送れたのも前日の夜だったかと。
そんな中12月の取材は行なわれました。Yさんは事前の段取りをしてくださり、当日は付き添いな感じで全体を見守ってくださっていて。
茶房の名前は『
岩茶房丹波ことり』さん。お料理をつくってくださったのは店主の小谷咲美さんです。この方のお父様は陶芸家の柴田雅章さんで、お店でつかわれているうつわはすべて柴田さんがつくられたものだそうで。
武家屋敷を改装して茶房にされていて、私が好きな古い建物リノベしたお店で更にうつわもいろんなタイプのがあってどれも素敵でした。
待っている間に美味しいお茶と北海道のおみやげのリスの形のクッキーと、試食用の蒸した黒豆までいただいてました。
↓お店の入り口なのですが、やっぱり段差があって靴をぬいでスリッパに履き替えるスタイル。写真の右手に厨房が、その日は厨房に入って写真を撮らせていただきながらの進行。いろんな食材が調理台に並べてあって、小谷さんはそこから最終どれ使います?どんな風に盛り付けます?どのうつわつかいます?って私の要望まで聞いてくださって、確認しながら進めてくださいました。
この日、お店も営業中で小谷さん以外のスタッフの方は2名、ケーキの注文も入ったっておっしゃられたので、お忙しいなかお客様への通常業務を平行して取材のお料理をつくってくださっていたようです。
詳しいつくり方などはサイトを今準備中なので、そちらに載せますが。こんな感じの盛り付けで、篠山産のお野菜、カラフルなもの盛り沢山。
『山椒ジェノベーゼ』の瓶の封をあけて、小谷さんにソースを綺麗にのせていただき。
↓こちらはフルーツの方。実は最初柿だけの予定で、それで充分だと、これ以上望んではバチが当たるんじゃないかと、そんな気持ちでいたのですが。
野菜の方を先に厨房→テーブルに持って行って、私は先に上の写真を撮っていたら。↓の柿とリンゴを交互に並べた綺麗なプレートをスタッフの方が持ってきてくださって。
もうびっくりして、「 可愛いーーー!! 」ってすごく喜んだのを覚えてます。小谷さん、思いついてリンゴを追加してくださったんだと思いますが、このリンゴの甘酸っぱさと『山椒ジェノベーゼ』の塩辛さとすごく合っていて、とっても美味しかったんです。
柿ももちろん合っていたのですが、リンゴを合わせたのが初めてで、感動的でした。
こちらも小谷さんに『山椒ジェノベーゼ』を綺麗にかけていただきました。(私だとぐちゃぐちゃってなるので…)お皿もとても合っていていいなぁと。
黒豆ポタージュのレシピも詳しくはサイトの方で。
盛り付けはこんな感じです。これも白いカブのさいの目切りとピンクペッパーを合わせてくださって、オリーブオイルのたらし方とか、見ていてとても勉強になりました。あーこんな風に合わせたらいいんだな、と。
質問で問いかけていた、私が欲しかった答えが、出していただいたすべてのことから、感じ取れるような、、ホントに感動ばかりしていて。
写真をひととおり撮り終わってから、最後にYさんの取り計らいでまかないの黒豆ご飯も一緒に、取材用につくっていただいたお料理を小谷さんとスタッフのお二人の方とYさんと私のみんなでテーブル囲んでいただきました。
私はいただきながら材料とか、つくり方の確認をしながらだったのですが、美味しいね、美味しいねって食べ物のお話をして、黒豆ごはんもこの日初めていただいたくらいで、もちろんとても美味しくて。
ほとんど初めてお会いする方ばかりだったのですが、なんかすごくアットホームだなぁーと取材のメモをしながらなので、緊張もあるのですが、美味しいもの食べて楽しくおしゃべりして、勉強にもなって、なんて有意義な時間なんだ、と感動しながら篠山から車を運転して西宮の自宅へ帰ったのでした。
お忙しいなか小谷さん含めスタッフのお二人の方も協力してくださって、ホントに有難いなぁと。何回お礼を伝えても伝えきれないくらいです。
そしてまたレシピの方は今準備しているサイトの方で載せさせていただきます。
篠山が更に大好きになった出来事のひとつでした。
(日々の投稿は↓iPhoneからなので、気軽に投稿しています。)
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